スモークフリージャパン設立
<『STOP受動喫煙新聞』第2号(2012年2月)=発行「公益社団法人 受動喫煙撲滅機構」掲載>
公益社団法人受動喫煙撲滅機構理事
前神奈川県知事
筑波大学客員教授
松沢成文
タバコの健康被害や受動喫煙防止の必要性はわかっていても、その対策がなかなか進展していかないのが日本社会の現実です。
そこで私はこの度「一般社団法人 スモークフリージャパン」を設立し、普及啓発を目的としたホームページを開設いたしました。一人でも多くの皆さんにアクセスいただき、参加してもらいたいと願っています。
内容を簡単に紹介しましょう。まず、「スモークフリー」を「完全分煙社会」と定義しました。目指すべきは禁煙社会で、完全分煙では不十分だという意見もあると思いますが、タバコが法律で禁止されていない以上、喫煙者を社会から追放はできません。よって禁煙社会を目標としつつも、受動喫煙防止のためにまず完全分煙社会をつくる。これをスモークフリーと定義づけました。そうしなければ、喫煙者と嫌煙者の対立を生み、多くの中間層をまき込んだスモークフリー社会が進展しないからです。スモークフリーとは、タバコを吸う人と吸わない人の双方の健康を守る運動なのです。
他にもこのホームページでは、私と「タバコ千円論」の笹川陽平さんのコラムも毎月掲載し、タバコと健康の問題について語っていきます。また、スモークフリーの課題についてアンケートも実施していきます。
さらに、このホームページの売り物は、「スモークフリー宣言」です。個人や企業にスモークフリー社会をつくるための行動を宣言して登録してもらいます。この登録者が増えてくればスモークフリー社会が広がっていくでしょう。それから、プレゼント企画もありますので、是非ともご覧になって参加して下さい。
スモークフリージャパンは、完全分煙社会を目指して、情報提供のみならず、このような情報交換によって、スモークフリー社会を実現する試みです。アドレスはこちらwww.smokefree.or.jpです。皆さん、広くお友だちにも広めて下さい。よろしくお願い申し上げます。