5月23日の参議院文教科学委員会で質疑を行いました
2日間連続の質疑となりましたが、本日は文教科学委員会で「eスポーツ」、「孔子学院」そして「文化庁の京都移転に伴うWeb会議システムの活用」について質問をしました。
eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略称で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使ったスポーツ競技のことを指します。
世界的に盛り上がるeスポーツのファンは、すでに日本でも743万人もおり、その市場規模は78.4億円にも達するといわれています(2021年)。私も日本の選手とゲームメーカーが活躍するeスポーツの発展には期待しており、成長戦略の一つとして今後、経産省を中心としてしっかりと政府がバックアップしていくことが必要だと考えています。
そして、今後も飛躍的な成長が見込まれるこのeスポーツに、国際オリンピック委員会(IOC)がいち早く目をつけました。IOCは、将来的に五輪種目に入れることを視野に、来月シンガポールで「オリンピックeスポーツシリーズ2023」を開催することを発表したのです。
しかし、果たしてeスポーツをオリンピックの競技として取り入れていくことは正しいのでしょうか? 東京五輪では、組織委員会によるスポンサーの選定や運営企業の入札で汚職・不祥事が相次いで発覚し、大きな汚点を残し、国民の期待を裏切りました。実際に身体を動かさないゲームもスポーツとして捉え、商業的なメリットのみからeスポーツのオリンピック種目導入を図れば、商業化、肥大化がますます進み、汚職・不祥事の温床になってしまう可能性が高いと言わざるを得ません。
大臣に見解を問うとともに、スポーツ庁と日本オリンピック委員会(JOC)は、早急にeスポーツオリンピック種目化の是非を検討し、できれば反対の見解をまとめ、バッハ会長にブレーキをかけるよう求めました。
その他、中国政府の宣伝工作拠点になっていることが指摘される「孔子学院」の問題や、「文化庁の京都移転に伴うWeb会議システムの活用」などの質問については、下記の議事録と動画からぜひご覧ください!
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