環境新聞に予算委員会での質問が「原発処理水は南鳥島に海洋放出しかない」として取り上げられました
来年3月、東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故から10年目を迎えます。しかしながら国民、福島県民は復興の実感を持てないでおり、それが大きなトラウマになっています。
その最大の原因は、福島第一原発の廃炉に向けた事業が全く進んでいないことにあります。それどころか、処理水のタンクが1000基以上敷地内にあふれ、この状況が風評被害の原因にもなっています。
菅総理は、来年の東京五輪を何が何でも実現し、復興五輪としてアピールしたいと言っていますが、この状況を放置していてはその資格はありません。
なぜこの事態を招いたのか、それは政治の決断が欠如しているからです。
菅総理も就任直後、最初の視察先に福島第一原発を選びました。記者団の質問に、「処理水の処分方法をできるだけ早く決めたい」というだけで、10月の閣僚会議での決定をまた見送りました。会合ばかりで先延ばしの衆愚政治そのものです。
去る11月6日の参議院予算委員会で、私は処理水は南鳥島へタンカーで運び、海洋放出すべきだという画期的な提案を質問で取り上げました。これをNHKテレビで見ていた多くの皆さんから賛同の電話やメールを頂きました。ありがとうございます。
ようやくメディアも関心を示し、11月11日の環境新聞が大きく取り上げてくれました。是非とも皆さんにもご一読いただき、この日本の国益に関わる最大の政治課題の解決に向けてご意見やご感想をお聞かせいただければ幸いです。