「義務教育学校」をご存知ですか?
皆さんは「義務教育学校」という言葉を聞いたことが
ありますか?
「小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年」、
このようにどの教育段階の学校に何年行くかを「学制」
といいますが、文部科学省は今、この学制の改革を進めて
おり、その一環として新たに設けられるのが
「義務教育学校」です。
義務教育学校は、平たく言うと小中一貫校で、
実現すると「小学校」「中学校」という区分は消滅して、
義務教育学校という同じ学校に9年間通うことになります。
その主たる目的は、中1で学校に馴染めなくなり不登校などに
なる「中1ギャップ」の解消ですが、
「えっ、小中がなくなっちゃうの」と驚く方も
いらっしゃるかも知れませんね。
でもご安心を。義務教育学校を設置するか、
現行の小中で行くかは地方自治体の判断ですので、
直ちに小中が消滅するわけではありません。
実は公立の小中一貫校は品川や京都で先駆的に進められており、
「義務教育学校」はこうした地方の動きを国が後押しした
形になります。
しかし、一方で、進学校化や先生の負担増のおそれなど
色々と問題もありそうです。
6月9日の参議院文教科学委員会では、この「義務教育学校」
を実現可能にする「学校教育法改正法案」が議題となり、
私も質問に立ちました。
質疑の議事録と動画をアップしましたので、この問題に
関心のある方はぜひご覧ください!
議事録はこちら