6月29日次世代の党幹事長松沢成文定例記者会見
平成27年6月29日に次世代の党幹事長松沢成文が定例記者会見を行いました。
要旨は以下のとおりです。
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≪両院議員総会の報告≫
・9月26日開催予定のサマーセミナーでの、地方議員団
設立に向けて準備を進めています。
・日本会議による「憲法改正を実現する1,000万人ネット
ワーク」の署名には、各議員、支部長なども協力して
いきます。
・自主憲法起草委員会では、今後、条文案の作成に入り
ます。
既存の民間団体や自民党などの政党は、「現在の日本
国憲法を改正する」案を挙げておりますが、わが党は
前文から検討し、日本の価値観に相応しいよう、条文
も構成し直した「新しく創った憲法」の草案を作成し
ます。同時に、文字数や条文の数を少なくして分かり
やすく読みやすいものにしていきます。
・23日(火)に次世代の党タウンミーティング(イフコ
ンin永田町)「これでいいのか国会の安全保障論議」
を行いました。122名の方にご来場いただき、ニコニコ
生放送(インターネット中継)も1万9千名を超える
方にご覧いただきました。
これを皮切りに、今後も全国各地で開催していきます。
・30日(火)に次世代の党「学生部」の第一回のキッ
クオフミーティングを行います。和田政調会長が「就
職活動」をテーマに、学生達へのアドバイスや、議論
を行います。
≪幹事長からの報告≫
・産経新聞社とFNNが27、28日に実施した合同世
論調査によると、今国会で審議中の安全保障関連法に
関し、「必要」とする回答は49.0%で「必要ない」
の43.8%を上回りました。国民が安全保障の問題
を真剣に考え始めているものと捉えております。
・わが党は、安保法制の整備は必要だが、今回の法案の
内容では不十分だと考えており、その点について国会
で議論しつつ、今回の法案について最終的に判断します。
・自民党の若手議員による勉強会での発言については、
百田氏については評論家という立場上、表現の自由が
あるので、発言すること自体は当然認められるべきで
あり、その中で議論していくことが、民主主義社会と
して相応しい姿であると思います。
しかし、権力を行使できる立場にある与党政治家が、
自分たちの政策が国民に理解されないことをメディア
の責任にすることは言語道断であり、許されないこと
です。
もちろん、国会議員が報道内容を批判することは当然
認められますが、報道内容ではなく、報道機関の存在
自体を脅かすような内容だった今回の発言は不適切で
あったと考えます。
≪記者からの質問≫
・今回の一連の自民党勉強会の問題に対する評価は、今
後出てくるであろうその報道への反論などを通して世
論が評価すべきことであり、他党が求めているように
総理が謝罪することではないと考えます。そもそも今
回は事前に谷垣幹事長の許可を貰い、マスコミには非
公開で、あくまで私的に行った勉強会の中での発言で
あり、勉強会の主催者を更迭するといった対応も行き
過ぎた処分ではないかと思います。
自民党に対しては、若手議員をしっかり教育すること
を求めます。
政策について、国民の支持が得られないのは国民への
説明不足だからであり、責任をメディアに転嫁するこ
とは認められません。法案の必要性を国民に訴えかけ
ることが政治家の役割あると考えます。
安保法案の国会審議は、憲法違反か否かといった「入
り口論」に加え、国会の自民党勉強会の問題で多くの
時間を取られてきました。
国会の場においては、「いかに日本の安全を守るのか」
という観点から、この法案を現状の日本を取り巻く危
機とその対応について具体的な議論をしていくことが
大事であり、自民党の勉強会などに時間をかけるべき
ではありません。
詳細は動画をご覧ください。