10月28日の文教科学委員会で質問しました
10月28日の参議院文教科学委員会の一般質疑で質問に立ちました。
一般質疑とは、文部科学省が所管する事項についてであれば、
質問者が自由に質問のテーマを設定できる質疑のことです。
私は、文部科学省が検討を表明した、高校日本史必修化と
近現代史の科目化について、現在の進捗状況を確認するとともに、
今後の歴史教育のあり方について下村文部科学大臣と議論しました。
神奈川県知事時代、私は、国に先駆けて全国で初めて高校日本史を必修化しました。
これから世界はますますグローバル化しますが、そのグローバル社会において真の国際人たり得るためには、
しっかりと日本史を学ぶことによって、世界の人々に対して自国の歴史を語る得る素養と
日本人としてのアイデンティティーを確立することが必要と考えたからです。
もちろん今でも日本史が重要であるという考えに変わりはありませんが、
現在、それ以上に重要と考えているのが近現代史です。
開国により帝国主義の嵐の中に放り込まれた我が国が、どのような舵取りをして
植民地となることなく列強に伍するに近代国家へと成長していったのか。
先人達の苦難の道のりを学ぶことは日本人のアイデンティティー確立に必要不可欠です。
そして、近現代史においては、日本史と世界史を分けて考えることはできません。
大きな世界の流れとそれに対する日本の対応を学ぶ「近現代史」という科目を
ぜひとも新設して欲しいと要望しました。
大臣からは、今後行われる大学入試の抜本改革に伴って、学習科目にも大きな再編が必要
となってくるのではないかとの答弁を頂きました。
高校生の学びの在り方は近い将来大きな変革を迎えるのかもしれませんね。
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