日本の安全保障を確立するために
日本は戦後70年近く平和が保たれてきましたが、
日本の安全保障は本当に確立されているのでしょうか。
現状を見ると、東西南北で他国との問題を抱えています。
まず東の北方領土問題。
西の尖閣諸島問題。
北には竹島の領有権問題。
そして南でも沖ノ鳥島は領土ではなく岩であると中国から難癖をつけられています。
また、アジアの一部の国々の軍事増強路線はとどまるところを知りません。
北朝鮮は、核やミサイルを開発し、実験を行っていますし、
中国の軍事費は毎年年率10%以上の伸び率です(暗数を入れればもっと)。
ことほどさように日本の安全保障環境は日々厳しさを増しています。
これに政治がしっかりと対応しなければ、
国民の生命、財産、領土を守ることはできません。
そのためには、まず第一に自衛隊の再編によって自衛力を高める必要があります。
集団的自衛権の憲法解釈見直しによって日米同盟を強化すべきです。
さらに、アジア太平洋地域諸国との集団的安全保障体制も模索するべきでしょう。
そのために必要であれば、憲法9条の見直しも考えるべきです。
抑止力を高めることによって、
我が国の平和を維持する体制を確立していかなければなりません。
NSC法や特定秘密保護法案を論じる際にはこの視点も必要ではないでしょうか。
国の平和は、空想的平和主義では保てません。
現実的な安全保障体制の構築が求められているのです。