今から遡ること10年前の平成15年11月29日イラクにて、一人の日本人、奥克彦大使が殉職されました。奥大使は大変優秀な外交官であると同時に、ラグビー好きなことで有名でした。

早稲田大学ではラグビー部に所属。留学先のオックスフォード大学では日本人で初めてとなるラグビー部一軍選手として活躍され、その後も日本ラグビー協会の役員となり、日本と世界のラグビー協会との橋渡しにご尽力されておりました。

11月18日、そんなラグビーをこよなく愛する故人を偲び、外務省をはじめとする各省庁、国会議員、報道関係者そして各国大使館が合同で、「奥克彦大使１０周忌追悼記念試合」を行いました。

私も学生時代にはラグビー部に所属していたこともあり、日本チームとして参加しました。10年ぶりにラグビーを応援する側ではなく、選手としてピッチに立ちました。日本チーム勝利のため、全力でプレーし、とても良い汗をかきました。

2019年にはラグビーW杯も日本で開催されます。世界との橋渡しにご尽力いただいた故奥大使のためにも、必ず成功させなければなりません。私も微力ながらお力添えできればと思っています。

最後に、奥大使のご冥福を心よりお祈り申し上げます。