国会のたばこ事情
活動報告 | 2013.10.01
皆さん、ここは何だかわかりますか?
参議院議員会館の各階に設けられた喫煙室です。
議員会館は原則禁煙になっており、来客者や議員秘書の喫煙者はここでしかタバコを吸えません。受動喫煙防止のためにはいいことです。
ところが、議員本人はこのルールの適用外なのです。議員だけは自室でタバコを吸えるのです。これも議員特権ですか? これでは議員室に出入りする秘書やお客様が受動喫煙の被害者となってしまいます。ルールは議員会館を利用する全ての人を対象にしなければなりません!
さて、一方、国会議事堂内のたばこ対策はどうなっているのでしょうか?
私が衆議院議員だった10年前は、本会議場のロビーも議員控え室も食堂も吸いたい放題でした。しかし今は、喫煙室と喫煙コーナーが設けられており、一応分煙化されているようです。
WHOたばこ規制枠組条約に批准した国会議員が、条約の規制(公共スペースの完全禁煙化)に従っていないわけで、これが日本の悲しい現実なのです。
この国会で受動喫煙防止法をつくるのは並大抵のことではありません。