11月17日(金)消費者問題に関する特別委員会にて質問しました!
今、日本の若者を中心に違法薬物である大麻の乱用が広がっています。
そこで、大麻と危険ドラッグの問題について質問をしました。
日本大学のアメリカンフットボール部や朝日大学のラグビー部の大麻事件に続き、今週火曜日には早稲田大学相撲部の学生が大麻取締法違反で逮捕者され、学生スポーツ界でも大麻が大きな問題となっています。
大麻乱用が拡大する主な原因として、①他人に危害を与える大麻の危険性が十分に認知されていないこと、そして、②大麻に含まれる有用な成分に関して誤解されていることが考えられます。
後者については、大麻由来成分でも違法なTHCなどが含まれる製品と、合法とされるCBDのみが含まれる製品との境界が曖昧になってしまっていることが大きく影響しています。
そうした中、今月に入って、都内でTHCに似せて作られた合成化合物が含まれる「大麻グミ」を食べて体調を崩し搬送される事故も続けて発生し、大きな社会問題になっています。
最近では、このような違法薬物の類似成分が化学合成により次から次へ作り出されており、規制と取り締まりが追いついていないのが実態です。
これについては、後追いで個別に指定薬物に定めるのではなく、類似の成分を包括的に規制する「包括指定」を迅速かつ柔軟に行うよう要請をしました。
また、サプリメントや食品として流通するCBD製品の多くが、現在の大麻取締法では違法とされる大麻草の部位から抽出されたCBD成分を含んでいる可能性が高いことも指摘しました。
実は、今国会で審議されている大麻規制法等改正案は「医療目的大麻の解禁」として注目されていますが、その裏には、「部位規制」から「成分規制」へと変更されることで、今までは違法であった微量のTHCが含まれるCBD製品も認められてしまうこと、さらには違法な部位からCBDが抽出されている現状をも合法にしてしまうという問題が隠されているのです。
質疑の詳細は、下記の議事録と動画を御覧ください。
議事録はこちら。
動画はこちら。