東京オリンピックで死者が出る!
東京オリンピックで死者がでる! これは国際テロではありません。熱射病や熱中症で人が死ぬ可能性があるのです。
平成27年12月11日に開催された参議院文教科学委員会で、私は新任の馳大臣に、こう訴えました。
ご承知の通り、オリンピックのゴルフ開場が埼玉県川越市にある霞ヶ関カンツリークラブに決まりました。しかし、内陸の埼玉県は8月上旬は連日35度を超え、芝生の上の体感温度は40度。通常、この時期にプレーする人はいません。もし強行すれば、選手のみならず多くのギャラリーの中からも熱中症患者が続発して、救急車のサイレンが鳴り止まないでしょう。
その上、霞ヶ関は都心部から遠く宿泊施設もなく、『コンパクト五輪』にも反します。さらに、会員制プライベートクラブなので、五輪後に国民が利用できずレガシーにもなりません。こんな条件の悪い会場でオリンピックが成功に導かれるはずがありません。
これに対して、選手村のすぐ側に海風が吹いて比較的涼しい東京都所有の若洲ゴルフリンクスという素晴らしいゴルフ場があります。なぜ、誰もがプレーできる好条件の若洲を使わないのでしょうか?
一部のゴルフ関係者が、国民の声も聞かず独善的に決めてしまったのです。これでは、新国立競技場問題やエンブレム問題と同じ失敗の繰り返しです。過ちは改むるに憚ることなかれ! 今からでも遅くはありません。ゴルフ会場は、霞ヶ関を白紙撤回し、若洲に変更すべきです。
馳大臣、官僚答弁を繰り返していては駄目ですよ。既得権益に負けずに、正義感をもって改革しなければ東京オリンピックは成功できません!
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