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日本を背負うならタバコくらい我慢したらどうでしょうか?

6月30日文教科学委員会

皆さんは、「味の素ナショナルトレーニングセンター」
(NTC)をご存知ですか?

我が国のトップアスリートの練習のために国費を投じて
造られた施設で、利用できるのはオリンピック代表選手など
トップレベルの選手のみ。

国立スポーツ科学センターとも連携し、最先端の医学・
科学の知見にもとづいた最高のトレーニングを実施でき
る環境を整備していることが謳い文句です。

さて、今、このNTCでちょっとした騒動が持ち上がって
います。

ことの発端はハンドボールの日本代表選手8人が施設内の
禁煙エリアで喫煙したことでした。

この事実だけでも大変驚きですよね。喫煙が身体能力を低下
させることは科学的に明白に証明されているのです。
日本代表として世界を目指して戦うのであれば、
少しでも自分の能力を向上させるためにストイックに
自己管理を行うことが求められます。

世界のトップレベルのアスリートをみてください。
イチローや錦織がタバコを吸っていますか?

喫煙した選手には日本代表としての自覚が欠けていると
言わざるをえないでしょう。

しかし、それ以上に驚いたのが、この事件をうけてのJOC
(日本オリンピック委員会)の対応です。

喫煙した選手は3ヶ月の施設利用禁止。施設内も全面禁煙
となったのですが、屋外も禁煙にするかで理事間の意見が
対立し、結局、屋外での喫煙は許されることになったという
のです。

しかしちょっと待って下さい。JOCの上部組織であるIOC
(世界オリンピック委員会)は、健康の象徴であるスポーツに
タバコはふさわしくないとして、オリンピックからタバコを
排除する方針を採択し、WHOとの間でもタバコの煙のない
オリンピックを約束しています。

IOCがタバコを排除する方針を打ち出しているのに、下部
組織であるJOCがその方針を無視していいのでしょうか?

しかも、NTCは医学的知見にもとづいたトレーニングを
謳い文句にしているのです。喫煙所を設けることは
医学的知見に合致するのでしょうか?

朝日新聞によれば、高田祐司理事は「監督やコーチが喫煙
するからと追い出したら国際問題になる」と発言。
竹田恒和会長までも「喫煙は法律違反ではないから強制は
難しい。」と述べて屋外禁煙に反対したそうですが
これらの発言は無知をさらけ出しているとしか言い様が
ありません。

世界の先進国では、「病院」「学校」「スポーツ施設」の
3施設は屋内のみならず屋外も全面禁煙が常識なのです。

病院は健康回復を目的として病気の人が来るところですし、
学校は未成年を保護する必要があります。
そしてスポーツ施設は、健康増進を目的としており、
未成年も利用するからです。

高田理事の発言こそIOCの方針や世界の実情を無視して
おり、国際問題になりかねません。

また、竹田会長の発言もトンチンカンです。
そもそも施設内を禁煙にするか喫煙可にするかは施設管理者の
専権事項であり、施設管理者が自由に決めることができます。
だから病院は敷地内全面禁煙ですし、禁煙レストランだって
あるのです。

喫煙は法律違反ではないから禁煙にはできないというのは
明らかに間違いです。

このように大変問題のあるNTCの喫煙所について、6月30日の
文教科学委員会で下村文科大臣に質問しました。

議事録と動画をアップしましたので、関心のある方は
ぜひご覧下さい。

議事録はこちら

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