4月16日の文教科学委員会で質問しました
4月16日の参議院文教科学委員会で質問に立ちました。
テーマは、「国立大学における国旗掲揚・国歌斉唱問題」。
先日もこのHPで報告したように、
全国に86校ある国立大学のうち、卒業式・入学式で
国旗掲揚をしていない大学が12から13校ほどあり、
国歌斉唱にいたっては70強の大学が実施していない
という驚くべき実態があります。
私がこの問題を4月9日の予算委員会で安倍総理に指摘し、
感想を伺ったところ、総理は、「教育基本法の方針に
のっとり、正しく実施されるべきではないか」と答弁され、
下村文科大臣もその後の記者会見で「適切な対応が採られ
るように要請することを検討する」と述べられました。
これをきっかけに、産経と読売は賛成の立場から、
朝日と毎日は反対の立場からそれぞれ社説を掲載し、
大論争が巻き起こっています。
反対の立場の人たちは大学の自治を侵害するというのですが、
そもそも大学の自治というのは、憲法解釈上、研究の自由、
研究発表の自由、教授の自由という「学問の自由」を
守るために制度として保障されているものだといわれています。
卒業式・入学式で国旗掲揚・国歌斉唱をしてくださいと
任意の協力をお願いすることが、なぜ「学問の自由」を
侵害することになるのでしょうか?
それに、国立大学の卒業生のなかには教員になる者も
たくさんいます。国旗掲揚も国歌斉唱もしない大学を
卒業した学生が小・中・高等学校で国旗掲揚や国歌斉唱を
適正に教えられるはずもありません。
そもそも、国旗国歌を敬意を払うのは、世界共通の
マナーです。将来の日本を担っていく国立大の学生こそ
そうした国際マナーを身につけておく必要があるのです。
以上のような観点から、改めて、下村大臣に、
大学における国旗掲揚・国歌斉唱の必要性を質問しました。
議事録と動画をアップしますので、ぜひご覧ください。
議事録はこちら