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4月9日の予算委員会で質問しました

参議院集中審議1

参議院で3月16日から始まった平成27年度当初
予算案の審議も今日が大詰めです。

予算委員会では午前中に集中審議が、
午後に締めくくり質疑が行われ、
その後の本会議では、我が次世代の党も賛成して
予算案は可決されました。

私は、次世代の党幹事長として、
集中審議と締めくくり質疑で質問に立たせて頂きました。

集中審議では、以下のとおり、
①総理の配偶者控除に対する考え方、
②児童手当の専業主婦差別、
③国立大学での国旗掲揚・国歌斉唱の
実施状況を質問しました。

①総理の配偶者控除に対する考え方

自民党は一昨年までの衆参院選挙の総合政策集で、
家庭での子育てや家事労働を尊重する立場から
「配偶者控除の維持」を掲げてましたが、
その後、総理は方針を180度転換。
経済成長を優先し、
女性が労働市場に出ることを促進するために
配偶者控除を廃止するよう見直しを指示をしました。

しかし、家庭での子育てや家事労働を大事に
するのは保守主義の根本です。
家庭内労働の対価という配偶者控除制度の本来の
趣旨をすっかり忘れてしまったかのような
安倍総理の配偶者控除に対する考え方を質しました。

総理は、家庭での子育てや家事労働を尊重するとは
答弁しましたが、配偶者控除の見直しについては
言を左右してハッキリしたことは
言いませんでしたね。

今後も、総理に配偶者控除を維持するよう
求めていきたいと思います。

②児童手当の専業主婦差別

次に、児童手当の専業主婦差別について
質問しました。

児童手当には「所得制限」があり、
一定の収入以上の世帯は、所得制限なしの
「特例給付」しか貰えない仕組みになっています。

しかし、「所得制限」を世帯収入で
判断するのではなく、世帯で一番収入が多い人を
基準にするために、
同じ世帯収入でも、専業主婦世帯共働き世帯で
受給額に差が生じているのです。

分かり易いように、夫・妻・子ども2人で
年収1000万円世帯を例にとります。

児童手当表

専業主婦世帯は夫が年収1000万円、
共働き世帯は夫700万円、妻300万円。
どちらも世帯年収は同じです。

しかし、専業主婦世帯では、
夫の年収は1000万円で、扶養家族は3人で
所得制限が960万円以上になりますから、
制限を超過し、児童手当は、所得制限のない
特例給付5000円しかもらえないのです。

一方で、共働き世帯は、夫の700万円を基準に
判断するので、
この場合は妻は扶養から外れるので扶養家族は
2人となり、所得制限は917万8000円以上と
若干低くなりますが、
それでも優に制限を下回って、
児童一人あたり1万円から1万5000円の
児童手当を満額受給できることになります。

子育ては夫婦でするもので、その費用は夫婦で
負担してます。
そうであれば、児童手当の受給制限も世帯収入で
判断すべきです。

総理には、この不公平な制度を是正するよう
求めました。

③国立大学での国旗掲揚・国歌斉唱の実施状況

最後は、国立大学での国旗掲揚・国歌斉唱の実施状況に
ついて質問しました。

国立大学は86校ありますが、驚いたことに、
国旗を掲揚しない大学が12から13あり、
国歌斉唱にいたっては、ほとんどの大学が
実施していません。

国旗国歌

私学とは異なり、国立大学は国からの運営交付金や
補助金で運営されています。
国民感情としても、国民の税金で賄われている
国立大学なのだから入学式、卒業式で
国旗掲揚・国歌斉唱をするのは当然でしょう。

しかも、国立大は、将来の国家を担うリーダーを
育成する機関です。
国旗も掲揚せず、国歌も斉唱せずで、
国を愛するリーダーが育つのでしょうか?

国は、小・中・高で「学習指導要領」のもとに、
国歌・国旗を尊重するようしっかり教育してる
はずです。
それなのに、最終段階の大学で国旗掲揚・国歌斉唱
を行わなければ、「今までの教育は何だったの?」
ということにもなりかねません。
「終わり悪ければ、すべて悪し」です!

もちろん、大学の自治や学問の自由は
尊重すべきですが、
国立大学の入学式、卒業式に国旗・国歌があるのは
むしろ当然で、それが自治や自由を妨げるものでは
ないはずです。

この現状について総理の見解を質しましたが、
総理は、「改正教育基本法の方針にのっとり、
正しく実施されるべきではないか」
との認識を示しました。

これを機に、国立大学でもきちんと
国旗掲揚・国歌斉唱が行われるように
なればいいですね。

国立大学別実施状況はこちら

集中審議の議事録はこちら

集中審議の動画はこちら↓

そして、午後の締めくくり質疑では、
今予算委員会で何度も取り上げてきた
JT完全民営化問題を改めて麻生財務大臣に
問いただしました。

財務省はJTの完全民営化には慎重ですが、
一方当事者のJTはぜひとも完全民営化したいと
以前から公言しています。
監督官庁と監督される会社で経営方針が違うので
あれば、双方のトップがしっかり話し合うべきです。

麻生大臣に、JTの小泉社長と会って
民営化問題について話し合い、
国会に報告するよう求めました。

締めくくり質疑の議事録はこちら

締めくくり質疑の動画はこちら↓

今日で予算案も可決され一段落ですが、
明日からは選挙の応援です。
忙しい日がこれからも続きますが、
頑張って参ります!!

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