6月12日の文教科学委員会で質問しました
6月12日の参議院文教科学委員会で質問に立ちました。この日が地方教育行政法の審議の最終日です。午後からは下村大臣に加えて安倍総理も文教委員会に入り、活発な議論が行われました。
私の総理への質問の持ち時間は10分だけでしたので、3つの質問をしました。
一つ目は教育委員会選択制についてです。みんなの党が主張する選択制は、地方分権と規制改革を推進する抜本的改革案であり、いくつもの総理の諮問会議や地方団体も選択制を求めています。今国会では政府案が成立するのでしょうが、今後、選択制を検討する意向はあるかを質しました。
二つ目は道州制についてです。選択制は教育の地方分権を進める改革ですが、地方分権の究極の姿である道州制の議論が最近は全く聞こえてきません。自民党も公明党も先の衆議院総選挙や、昨年の参議院選挙で道州制の導入を検討することを公約したはずです。総理に道州制検討の進行状況を質しました。
最後は政治参加教育についてです。今国会で成立する予定の国民投票法改正法案により、18歳以上の者に憲法改正国民投票権が付与されますが、近年の若年層の選挙での投票率は危機的な状況です。せっかく18歳以上に投票権を付与しても、あまりの低投票率では憲法改正の正当性さえ疑われてしまいます。そのため、ますます若者への政治参加教育が重要になりました。私が知事として神奈川県で推進した政治参加教育を国も推進する意向はあるのかを質しました。
質疑の後は、私がみんなの党の修正案の趣旨説明を行い、続いて各会派の代表が政府案と修正案の賛否を主張する討論に立ちました。その後採決となり、修正案は残念ながら否決され、政府案が可決されましたが、長い委員会審議の間に、政府案の問題点も浮き彫りになったのではないかと思います。
可決された政府案は文教科学委員会から本会議へ送られ、明日の本会議で採決が行われます。私も本会議で討論に立ち、最後の訴えをするつもりです。
【動画はこちら】
【議事録はこちら】