二宮尊徳の破天荒力ぎょうせい 2010年発行 松沢成文著 定価1600円(税込)
薪を背負い読書する勤勉さだけではない、現代に通じる二宮尊徳の叡智を余すところなく説く日本再生のための啓発書。
いま改めて問われる真の資本主義の精神とは何か、「至誠、勤労、分度、推譲」「積少為大」「一円融合」「道徳経済一元論」に内包される尊徳思想・報徳仕法を松沢しげふみ自身の政治信条と照らし合わせながら解き明かす。
二宮尊徳に備わる「破天荒力」という新たな視点が尊徳思想・報徳仕法を現代に蘇らせる松沢しげふみ渾身の力作。
推薦文(中曽根康弘先生)
読んで勇気と希望の持てる本だ。二宮尊徳の思想や生き方は、混迷する政府や経済界にも大いなる警鐘となるものだ。
ぜひ多くの国民に読んでもらいたい。
目次
序 章 今なぜ、二宮尊徳か〜私が尊徳を描く理由
第1章 生家の立直しでつかんだ報徳仕法の萌芽
第2章 武家奉公を通じてつかんだ報徳仕法の核心
第3章 桜町領の立直しを通じてつかんだ報徳仕法の全容
第4章 相馬藩に受け継がれた報徳仕法
第5章 明治以後も継承された尊徳思想
第6章 尊徳を師と仰いだ財界人たち
第7章 尊徳が駆使した七つのパワー〜破天荒力で貫いた人生
第8章 世界に広がる尊徳思想
あとがき