『それでもタバコを吸いますか?』 −目指せ!煙のないスモークフリー社会−幻冬舎 2010年発行 松沢成文・笹川陽平共著 定価1,000円(税込)
タバコは自分の体だけでなく、他人の健康も傷つける。赤の他人が吐いた煙でガンになるなど絶対許すべきではない。
先進国の中で日本だけが、禁煙分煙後進国なのはなぜか?
環境を汚し、医療費や労働効率の低下など社会や国家に与える不利益は計り知れない。
本書は、全国に先がけて公共施設禁煙分煙条例を制定した神奈川県の松沢知事と、タバコ1,000円を提唱してきた日本財団の笹川会長が「健康的にも経済的にもこんなに損すタバコを、今すぐやめましょう」と提言する。
ユーモラスで、具体的理論的な話の展開に、ヘビースモーカーも思わず納得のユニークな嫌煙・禁煙のすすめ。
目次
まえがき タバコはもはや時代おくれ ●松沢成文
第1章
タバコが決める「モテる、モテない」−思わぬところに現われる喫煙の損と得
第2章
最大の損はあなた自身の健康−「タバコは本当に体に悪いのか」は時代遅れ
第3章
吸わない人まで吸わされて大損−「人様に迷惑をかけない」日本的美徳はどこへ?
第4章
医療費など経済的な損は7兆円−このしわ寄せはあなたの家計にも及ぶ
第5章
「1000円タバコ」なら健康にも経済にも得−欧米では常識の八方丸く収まる現実的対策
第6章
受動喫煙は「有害」、フィリップモリスの計算−JT(日本たばこ)にはなぜそれができないか
第7章
こんな得なことがなぜできない−国も個人も、もうためらっている段階ではない
あとがき 世界に恥じないタバコ先進国へ ●笹川陽平