「ニュー鳩山」体制を考える
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◆「ニュー鳩山」体制を考える!

 9月23日、民主党代表選挙が行われました。
 鳩山由紀夫代表が決選投票の末、菅直人幹事長を小差で破り三選を果たしました。私が支援した野田佳彦氏は残念ながら三位、横路孝弘氏は四位でした。野田候補は初陣でありましたが、全国の党員・サポーター票などを見ても大善戦だったと思い 鳩山由紀夫新代表ます。党員・サポーターとしてご協力くださった多くの皆様に深く感謝申し上げます。

 さて、私は今回の民主党代表選挙について、今後の日本の政治を改革する上で非常に重要だと考え、早くから対応してきました。日本の政治を変える、政治・経済の構造改革を推進するには政権交代するしかありません。しかし、新しい政権の受け皿となるべき民主党に迫力がない。鳩菅体制を続けていては政権は獲れない。したがって、新しいリーダーをつくって総選挙に臨むしか政権交代への道はないと考えてきました。

 そこでまず私自身が7月に代表選挙立候補の意思を表明しました。その後、次々と立候補者が現れ、若手を一本化しなければ鳩山さん菅さんには勝てないという判断で、私は出馬を断念し野田佳彦候補を応援してきました。野田候補を応援してきた私にとっては、今回の「鳩山3選」の結果は非常に残念です。ただ党人である以上、党のルールには従わざるを得ません。

◆「ニュー鳩山」に変わらなければ政権は獲れぬ!

 ただし、無条件に両手を挙げて何もかも賛成というわけにはいきません。鳩山新代表がこのまま変わらなければ、今のまま民主党の低支持率は続いてしまい、政権交代など夢のまた夢になってしまいます。

 何しろ自民党は鳩山代表三選のニュースに「大歓迎。何も代わり映えしない鳩山体制ならくみしやすい」と言っていたほどです。鳩山代表は選挙期間中も「『ニュー鳩山』に変わり、自民党政権に対峙(たいじ)していきたい」と言っていました。それを実践していっていただきたいと思います。「ニュー鳩山」が今こそ問われます。

 ところが、党大会の所信表明演説の中で、「中野寛成幹事長」が鳩山代表の口から発表され、私は愕然としました。中野氏は大変人柄の良い方です。しかし、中野氏は代表選挙の出馬を表明しながら辞退し、鳩山当選に大きく貢献した人です。さらに、中野氏は旧民社党系のリーダーで、61歳のベテラン議員です。ベテランだから悪いとは言いませんが、このような世代交代に逆行する旧派閥優先の論功行賞人事では、10月の補欠選挙や総選挙に向けて、有権者の期待を持てる、すなわち選挙に勝てる体制にはとてもなりえません。鳩山代表のより一層の奮起を促したいと思います。

 でき上がった新体制に対して、私は是々非々で臨もうと考えています。いたずらに乱を起こそうというのではありません。民主党が自民党に代わって、政権交代可能な勢力に変わることこそが重要なのです。そのためにも党内のしっかりとした改革議論が必要です。

 今回の民主党代表選挙では皆さまにはご心配をおかけしましたが、ご理解をいただきたいと思います。今後とも皆様の益々のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

衆議院議員 松沢しげふみ