民主党代表選挙を考える
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◆民主党代表選挙を考える

 残暑厳しい日が続いておりますが、益々ご健勝のことと存じます。 さて、私は9月の民主党代表選挙に立候補を希望しています。 ただ私以外にも若手が3人も出馬希望し、一本化ができないと、このままでは現職の鳩山代表や菅幹事長に勝てません。

  そこで私は8月12日に民主党若手有志の『第二期民主党をつくる有志の会』の皆さんへ以下のような手紙を送り、一本化への努力を行っております。皆様にもご理解いただきたいと思い、以下に手紙の内容を記します。


衆議院議員 松沢しげふみ

第二期民主党をつくる有志の会の皆さんへ

 酷暑の日々が続きますが、同志の皆様におかれましては、新盆回りに忙しい方、また、夏期休暇をとられている方、それぞれお元気にてお過ごしのことと存じます。

 さて、いよいよ民主党代表選挙もにぎやかになってまいりましたが、皆様にご心配をおかけしております「有志の会」の候補者一本化作業について、私の立場から同志の皆様に、この機にどうしてもご報告とお願いを申し上げたくペンを執りました。

 去る八月一日に「有志の会」の総会が開催され、私たち四人の立候補希望者が所信表明を行いました。その後の協議を経て、「この会の目的を達成するために、早期に候補者を一本化すべき」という決議を致しました。

 それを受けて、私たち四人は、六日、九日と二度会談をもち、真剣な議論を行いましたが、誠に残念ながら、お互い合譲らず結論に至っておりません。しかし、このままずるずると問題を先送りすることは、代表選挙の戦況を見ても、政治家としての責任を考えても好ましくないということで、来たる二十日の会談をもって最終決着を図るということになりました。

 私たち「有志の会」は、今、最も重要な岐路に立っています。私たちが掲げた大きな目標を達成できるか否か、私たちが積み重ねてきた努力が水泡にきすか否か、すべては二十日の最終会談にかかっています。その第一義的な責任は私たち四人の当事者にありますが、その結論は、私たち「有志の会」すべての皆さんに多大なる影響を与えます。したがって、この期に是非ともみんなでより良い結論を導く努力をしなければならないと強く訴えます。

 今回の代表選挙に臨むにあたって、私たちは、鳩山・菅体制を越えて新しいリーダーシップを確立し、その勢いで総選挙に挑み政権交代を実現しよう、という大目標の下に、「第二期民主党をつくる有志の会」を結成しました。

 この大目標を達成するための最も重要な条件は、「有志の会」が一人の代表候補の下に結集し、強い団結力をもって、選挙戦を展開することです。「有志の会」が分裂し、複数の候補が乱立すれば、票が分散し、若手陣営同士の対立も激化し、勝機を完全に逸することは明らかです。

 鳩山氏・菅氏は、現執行部の利もあり、知名度も抜群で、選挙準備も大きく先行しており、決して侮ってはなりません。私たちは、一つにまとまらなければ絶対に勝てないということを、まず肝に命ずるべきです。

 今回の代表選挙の意義は、多様な候補者を陳列して、品評会をすることではありません。「鳩・菅VSニューリーダー」「旧体制の継続か、新しい民主党か」という対決構図をつくってこそ、有権者の選択肢が明確になり、私たちに勝機がおとずれるのです。

 さらに、もし私たちが候補者一本化に失敗したならば、新しい民主党をつくるという目的を達成できないばかりか、私たちの政治家としての評価は地に落ち、民主党全体としても大きなダメージを受けること必至です。

「内輪のもめ事すら解決できない奴らに、どうして民主党をまとめられるのか、ましてや、政権など任せられるはずがない!」
「政経塾出身者は何をやっているのだ、松下幸之助さんが草葉の陰で泣いているぞ!」

 こういう批判の声が私のもとにいくつも届いています。こうした事態を招いていることに対し、私自身深く反省しなければなりません。

 問題先送り政治を批判してきた私たちが、自らの問題に対しては解決能力が全くない、という厳しい批難の中にあります。候補者を一本化するということは、四人の内三人が涙をのむということです。しかし、その決断を逃げていては、政治家として合意の下に協議のテーブルに着いた以上、責任放棄です。

 私は、ここまで議論を重ねて結論に至らないのであれば、何らかの公正な選定方法の下に結論を出すべきだと思います。そうしたルールを是非とも「有志の会」で考え出し、二十日の会談で結論が出なければ、緊急総会を開いて決着すべきです。

 私たち「有志の会」に集まったメンバーは、それぞれに専門分野をもったタレントあふれる将来有望な政治家ばかりです。私たちが力を合わせれば、日本の政治において大きな仕事を成し遂げることが出来ると確信しています。しかし、私たちが分裂し、対立してしまったなら、大きな目標を失うばかりか、民主党自体が流動化し、崩壊への道をたどる可能性も否定できません。

 同志の皆さん、私たちにとって最も重要な局面を迎えたこの時に、私たちの大義は何なのか、私たちの大きな目標を達成するために、今、何をすべきなのか、もう一度、政治家として原点に立ち返って考えて行動しようではありませんか。

 二十日まで一週間余り、私自身も己を捨てて、候補者一本化に向けて最大限の努力をする覚悟です。どうか、「有志の会」の皆さん、相互の情報交換によって、候補者一本化が結実しますよう、このお盆休みにそれぞれの立場でのご尽力を心よりお願い申し上げます。

 最後に重ねて、「有志の会」の目標を達成するための皆様のご指導ご協力を衷心よりお願い申し上げ、私からの訴えと致します。

 時節柄、ご自愛の程お祈り申し上げます。ご家族の皆様にくれぐれもよろしくお伝えください。

平成 十四年 八月 十二日